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「運賃と安全運行関係ない」 近畿運輸局定例会見 (1/2)
 近畿運輸局の澤井俊・自動車交通部長、竹内哲也・自動車指導部長は5月17日、定例記者会見をした。4月29日発生した関越道での高速ツアーバス大事故を受け、管内の貸切バス全社を5−6月に監査すると報告。澤井部長は「規制のあり方に見直しも含め議論する」と述べ全国で全事業者に監査を進めていることも明らかにした。
 4月1日に就任した竹内氏は「事業者にとって安全の確保が最重要な使命。私どもの監査指導部は安全を確保するための重要なツール」と述べ、ツアーバス事故に関連して「運賃の高い安いに関係なく運送の安全を確保するのは事業者の責務だ。運賃と安全運行は関係ない」と断言した。
 また澤井部長も「安いから安全でなくても仕方ないとの論法は通用しない。事故と運賃問題を結びつけるのはよくない」と強調した。