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兵庫県レンタカー協会、新会長に藤本氏、副は伊藤、三木氏
 兵庫県レンタカー協会(伊藤新太郎会長代行)は6月13日、神戸市のシーサイドホテル舞子ビラ神戸で、平成24年度通常総会を開催した。

 伊藤会長代行は、挨拶で「レンタカーは増え、業者も増えるのに会員は減少する。今年度はユーザーサポートシステムの充実や従業員の資格認定講習による人材の確保など利用者サービスの向上と云う原点に立ち返った事業を推進したい」と訴えて協力をもとめた。
 
 総会は、平成23年度事業報告、同決算を原案どおり承認した。続いて任期満了となった役員の改選を行い、木下智之氏(木下自動車)、桐月忍一郎氏(カンキ)が新理事に選任された他は、全員再任となった。第1回理事会で会長に藤本譲治氏(エフエムコーポレーション)、副会長に伊藤新太郎氏(コウベドライヴクラブ)、三木康弘氏(トヨタレンタリース兵庫)を、専務理事に西川義昭氏(事務局)を選任した。
 
 藤本会長は「責任の重さを痛感している。業界は厳しいが、会員業者への迅速な情報提供、事業に役立つ魅力ある協会運営に務めたい」と決意を述べ協力を呼びかけた。
 
 平成24年事業計画はユーザーサポート事業の推進、資格認定講習による人材育成、研修事業など7項目の重点施策の他、当日会員からの要望による社団法人化への組織改革や退会事業者の防止策などへの取り組みも課題とした事業計画と、2千773万9千余円の新予算を決定した。
 
 審議終了後、昨年11月死去した故鳥井幸祐前会長の功績をたたえ、良子夫人に感謝状、記念品を藤本会長から贈った。
 
 来賓の祝辞で藤田裕隆神戸運輸監理部兵庫陸運部長は「レンタカーは観光、レジャーからカーシェアリング、ビジネスと用途が拡大、交通環境の改善につながっている。安全な利用に向け車両点検はもとより人材の育成、スキルアップに今後も努めて頂きたい」と述べた。