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澤井近運局自交部長祝辞,バス事故対応この1年は最大の仕事の年
来賓祝辞で、澤井俊近畿運輸局自動車交通部長は、関越道バス事故に関連して国交省、近運局の緊急対策について「6月11日の政務3役会議で夏季に向けての緊急対策がまとまった。主な内容は乗務時間、配置基準などで6月中に具体的な答を出す。ツアーバスの情報開示をしっかりすることや、あらかじめバス会社名を明示、安全性等評価認定取得や保険に加入しているかなどユーザーからも分かる他、地域ごとに協議会を作り安全監視をしっかりすることもある。安全性等評価認定のバスは、管内で15%程度でもっと取得してほしい。当方も取得の門戸を広げて頂く様働きかけている。また参入規制のあり方、事後チェックについてはもう少し時間が掛かりそうだ。ツアーバスの4条移行は、1年前倒しとなった。競争条件を同一にとしていたが、安全確保のためでツアーバスも体制と装備をしっかり持って運送をやってもらうことになった。また近畿運輸局では、全国に先駆けて6月25日、4条化に向け枠組みを立ち上げる。今年は最大の仕事の年で色んな事が動く年と思う」と協力をもとめた。

 古川直行兵事業県土整備部県土企画局長は「路線、貸切バスの利用助成に今年度も取り組み、また県下に34カ所の地域公共交通会議を立ち上げており、県民の足の確保に努めてまいりたい」と祝辞。

 森本幾典兵庫県警交通部長は「事業バスの事故は前年度は85件、内6割が発進、停車時の車内事故で防止啓発に努めて下さい。事故防止には警察の力だけでは限界もあり交通社会のプロ、リーダー役の皆さんの協力をお願いします」と協力をもとめた。