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超小型EV「コムス」で買い物支援  セブンイレブン
 セブン―イレブン・ジャパン(東京都千代田区)は7月2日、超小型電気自動車「コムス」を活用した新たな買い物支援サービス「セブンらくらくお届け便」を8月上旬から始めると発表した。
 流通およびコンビニエンスストア業界で、店舗からの宅配サービスにEVを採用するのは初の試み。配送用車両には、基本性能やデザインに加え、環境性能も備えたトヨタ車体(愛知県刈谷市)が発売する超小型EV「コムス」を採用した。8月中に約100台、9月中に約100台の計200台を先行導入し、利用状況などを検証の上、2013年1月から順次本格的な拡大を図る。
 実施店舗は当初、全国にあるセブン―イレブン1万4231か所(6月末時点)のうち約200店舗を予定。電話注文があった商品のほか、顧客が店舗で購入した商品を自宅などまで届ける。
 同社ではこれまで、高齢化や人口減少に加え、小売店舗が減少傾向にあることを受け、食事を自宅まで届ける「セブンミール」や「移動販売(セブンあんしんお届け便)」といったサービスを順次拡充していきた。
 高齢化がさらに進み、「店へ買い物にいきたいが、商品を持って帰るのが大変」「家に運んでくれたら助かる」といった顧客の声が多く寄せられる中、新たな買い物支援サービスを展開する。