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電気自動車リーフで節電対策―日産、大阪共同アクション
 電力供給が厳しい関西に大きなニュースが飛び込んだ。"家、車、電気、人"の新しい付き合い方。まさに新しいライフスタイルの提案だ。

日産自動車と大阪市を大阪府は、7月3日、大阪府庁舎で共同記者会見を開いた。日産自動車は電気自動車リーフと電気自動車と家を結ぶLEAFtoHomeの250セットを無償提供すると提案した。50台は行政に、200台は民間の割り振りだ。電気自動車リーフの無償提供は来年3月まで。

日産自動車最高執行責任者の志賀俊之氏は、大阪府知事の松井一郎氏と大阪市長の橋下徹氏に大きなリーフの鍵を贈呈した。応募受付は7月3日から16日まで。

橋下市長は電気自動車について「大阪の電力をまかなうために、松井知事と蓄電池の購入をしていたが、非常に高かった。電気自動車は蓄電池を載せた自動車だ。リーフの購入価格は、蓄電池代にもれなく自動車がついて来たような値段だ。電気を貯めて使うことを国をあげて考えないといけない。大阪で電気自動車がもっと走るようになれば非常に効果的だ」と語った。

また、橋下市長はこれからのエネルギーの供給方法について「大型商業施設などの屋上に太陽光発電を設置。お買い物をしている間に給電しそれを持ち帰る。エネルギーの生産体制や供給は小分けにし、自分達でエネルギーをまかなうことが可能だと自負している。司法試験で勝手にコンセントから電気を取ることは電気泥棒かといった議論をしたことがあったが、これからはあちこちで電気を取っている光景を見るようになるのではないか。これは新しいライフスタイルの提案だと考えている」と話した。