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沖縄県、路線バスに改造電気バスを導入 9月から実証を開始 (1/2)
 沖縄県は7月18日、電気バス「ガージュ号」完成披露式を行った。
 このバスは県が、昨年から路線バスに電気バスを導入し、県内に電気自動車関連の技術の蓄積を目的として行ってきた事業で開発されたもの。
 昨年から、東京アールアンドディーを中心としたEVバス開発事業協同体で開発を進めており、沖縄県に進出したピューズのうるま工場で製作し、6月21日に改造電気自動車としてナンバーを取得した。
 EVバスの愛称とデザインを県民から公募し、井手音灯(いであかね)さんの作品「ガージュ号」に決まった。

 県から事業を委託された(公財)沖縄県産業振興公社によると、EVバス開発・実証運用事業の目的は大きく3つあり、1.沖縄の観光の目玉である「国際通り」の交通手段からの排気ガス低減、2.今後の計画で複数台を運用しEVバスの運用の可能性を探る、3.「産・官・学」が一体となり県内企業振興のため、技術的蓄積を県外へと展開していくことだ。
 今後については、今年度の9月頃に那覇の国際通り路線へEVバスを仮運用、1日に4回〜5回の運行予定。25年度は2台目の投入実証運用を行う計画だ。バスの運用は那覇バスが行う。25年度と26年度には各年に5台のEVバスを製造する予定だ。

 開発を担当した東京アールアンドディーによると...