自動車ニュース
ダイムラー、日本での乗捨てカーシェア(car2go)への挑戦 (1/2)
car2goとは?
car2goとは2人乗り小型車「smart fortwo(スマート・フォーツー)」を用いたカーシェアリングサービスだ。

car2goが日本国内のカーシェアリングサービスと異なる点は事前予約なしに、利用可能なスマート・フォーツーを見つけたら、認証装置にカードをかざし、乗りこんだら、暗唱番号を入力すれば走行可能となり。しかも借りた場所に戻す必要がなく、指定された駐車位置ならどこでも乗捨てが可能で、カードを認証装置にかざせば手続きは終了する点だ。

さらには使用料が1分単位で課金されるというのも新しい。(一般的なカーシェアは10〜15分単位)。

car2goは2009年に人口約17万人のUlm(現在2万1000人が登録)からはじまった。今ではベルリン、アムステルダム、ウィーン、ワシントンDC、トロントなど欧米の首都などで拡大している。

ダイムラーグループはcar2goを“The Future of Urban Mobility”と捉える。しかし、カーシェアリングの文化がまだ根付いていない日本では、ダイムラーグループが考える都市部でのモビリティを上手く頭に描けない。使用方法、どのようななかなかイメージを持てないのが実情だ。

メーカー主導のカーシェア
日本国内では自動車メーカーがカーシェアリングを力を入れて進める事例はまだない。トヨタレンタリースやマツダレンタカーといったようにレンタカー会社は都市部でよく見かける。しかし、自動車メーカー主導のカーシェアリングサービスの推進ははじまったばかりで、文化が根付いていない日本ではなかなか理解を得難いのが実情だろう。だが、運営上の問題はともかく、景気低迷で自動車の購入離れが進む中、ニーズは高い。

ドイツのカーシェア事情
ダイムラーグループのようなメーカー主導のカーシェアリングを上手く理解するには、ドイツ政府や自治体が主導となり、地球温暖化対策などを進めている、ドイツでのカーシェアリングの流れを理解する必要がありそうだ。

乗捨てへの挑戦
 日本国内では難しいとされている…