自動車ニュース
ダイムラー、日本での乗捨てカーシェア(car2go)への挑戦 (2/2)
乗捨てへの挑戦
 日本国内では難しいとされている「乗捨て型カーシェアリング」。無人でカーシェアリングを行う場合、借りた同じ場所へ車両を戻さないといけないなど、法律上の障壁があるからだ。乗捨て型のニーズは日本国内でも高く、また低炭素社会実現に向けても関心が高い。環境省やカーシェアリング関連企業らは実現に向けて実証実験を進めている。
 
 ダイムラーグループが世界各国で展開する新モビリティーサービ“car2go"の日本導入に向け、キックオフイベント「Mercedes-Benz Advanced Mobility Day(メルセデスベンツ・アドバンスド・モビリティ・デー)」を6月29日、メルセデス・ベンツ コネクションで開き、日本国内での乗捨てカーシェアリングの障壁となる法律の緩和などにも触れながら、参加者に向けcar2goの魅力を紹介した。
招待されたのは環境省や国土交通省などの官庁、地方自治体、学界、研究機関、駐車場・ビル管理・リース等カーシェアリング関連業界の関係者だ。

新モビリティサービス導入のキックオフイベント
早稲田大学の大聖泰弘教授が「自動車の環境・エネルギー技術とモビリティのあり方に関する将来展望 」とダイムラーの子会社でカーシェアリングサービスを展開しているcar2go社(car2go GmbH)のRainer Becker(ライナー・ベッカー)COOが「ダイムラーの新しいモビリティサービス car2go」と題して基調講演を行った。 car2goは京都や東京などクルマの動きが常に双方向にあるまちに適しているようだ。