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堺市に大規模免震倉庫を整備、来年9月稼働 丸全昭和運輸

 丸全昭和運輸は8月24日、大阪市堺市に同社としては初の大規模免震倉庫「堺新倉庫(仮称)」を建設し、2013年9月に稼働させると発表した。
 新施設は、鉄骨造り4階建て。敷地面積2万5300平方メートル、延床面積4万2108平方メートル。床荷重は、1階が2・5トン、2〜4階は1・8トンで、貨物用エレベータ(5トン)3基、垂直搬送機(1・5トン)6基、ドックレベラー(3・5トン)6基を備える。一般倉庫に危険物倉庫3棟を併設。一般倉庫の一部と危険物倉庫1棟には定温設備を設け、顧客の幅広いニーズに対応する。
 地震対策として基礎免震構造を採用し、地震の力を吸収して揺れを大幅に低減。津波対策として敷地を盛土で高くし、大阪湾最低潮位7メートルを確保した。また、一般倉庫の屋上に太陽光パネルを設置したほか、倉庫棟の照明器具にLED照明も採用した。
 阪神高速道路4号湾岸線の三宝出入口から2キロに位置し、2014年の阪神高速大和川線開通により、大阪市内中心部を通らずに京都、名古屋、東京方面へのアクセスが可能となる。