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赤バス26系統を来年3月末に廃止  大阪市交通局

 大阪市交通局は9月24日、コミュニティバス「赤バス」の廃止に伴う事業計画変更事前届出書を近畿運輸局大阪運輸支局に提出した。全29系統のうち26系統を来年3月末で廃止する。
 赤バスについては、利用が低迷する中、一定の目標値を定めながら利用促進を図ってきた。しかし、目標値を超えたのは3系統にとどまった。
 さらに、ことし6月に大阪府市統合本部が示した「基本的方向性(案)」で、採算性の確保が困難な地域サービス系路線に分類され、今年度中に一旦廃止する方針が示されている。
 比較的利用者が多い「天王寺ループ」「西淡路〜区役所」「長吉長原西〜瓜破西」の3系統は、現行の運行経路を維持することを基本に、一般バスとしてダイヤなどの見直しを行い、1年間暫定運行する。料金は、一般バスと同額の200円を予定。
 廃止に伴い、市民や利用者からの問い合わせ専用電話を設置して対応する