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EV版「トミーカイラZZ」国内認証を取得  GLM

 電気自動車(EV)の開発販売を行うグリーンロードモータース(GLM、京都市左京区)は10月2日、EVスポーツカー「トミーカイラZZ」の国内認証を取得したと発表した。
 GLMの開発を進める車両について、近畿運輸局が道路運送車両法の保安基準に適合していることを確認。審査結果通知書の交付を受けた。これにより、トミーカイラZZが国内の公道を走行できるようになった。認証取得した車体をベースにデザインを一新し、今年度中に京都府舞鶴市で量産を始めるという。
 トミーカイラZZは1997年にガソリン車として販売を開始して以来、「公道でも走れるレーシングカー」としてファンを魅了。ライトウエイトスポーツカー「ロータス・エリーゼ」に対抗する車として海外での評価も高い。
 EV版「トミーカエラZZ」は、部品を車台部分とボディカウルに分けて製造するGLM独自の生産方式を採用。大手自動車メーカー出身のチーフエンジニアの下、当時のトミーカイラのエンジニアが集結し、車体、デザインともにすべて生まれ変わる。新デザインは、「トミーカイラZZ2」のデザイナーでもある西田 典幸氏が担当した。発売は2013年春を予定している。