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「キャンターガッツ」を発売 三菱ふそう
 三菱ふそうトラック・バスは11月8日、小型トラック新型「キャンターガッツ」を来年1月15日から発売すると発表した。積載量1.5tクラスの車種を拡充したことで、幅広い商品ラインナップを充実させた。
 インタークーラー付ディーゼルターボエンジン「ZD30DDTi」(排気量2.953リットル)を搭載。コモンレール式高圧燃料噴射システムやクールドEGR、PM(粒子状物質)を効果的に低減するDPFを採用し、平成22年排出ガス規制(ポスト新長期規制)を達成した。PMは基準値から更に30%低減させた。
 ハイ・ロー切換付パートタイム4WD車をはじめ、ダブルキャブ車や荷台の超低床フルスーパーロー仕様車を設定。サスペンションは、フロントに優れた乗り心地と操縦安定性を実現するダブルウィッシュボーン式独立懸架サスペンション、リアには耐久性に優れたリーフリジッド式サスペンションを採用した。
 1.5トンクラスの小型トラックとしてはトップクラスの4.2m(2WDショートボデー車)の最小回転半径を達成。狭い道やタイトなコーナーが多い街中での優れた小回り性、取り回し性を備える。
 価格は308万8050円から332万4300円で、年間販売目標台数は500台。
 なお、「キャンターガッツ」は2010年4月に発表したダイムラーAGとルノー・日産アライアンスとの戦略的協力関係に基づき、日産自動車から「アトラスF24」のOEM車両として供給される。