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DMV、普及促進へ検討会設置 国交省
 国土交通省は2月6日、DMV(デュアル・モード・ビークル)の導入や普及促進を目的に設置した検討会の初会合を開いた。
 鉄道は地域住民の通学・通勤や高齢者らの移動手段として、地域の経済活動の基盤として重要な役割を担っている。しかし、沿線の人口減少やモータリゼーションの進展で、旅客数の減少傾向が続き、鉄道事業の存続が困難な状況となっている路線も多くある。
 そのため、鉄道に比べて低コストで運行でき、道路と線路の双方を走行できるDMVの採用により、地域公共交通の活性化や利便性向上を図り、地域の再生・活性化や観光の新たな魅力として活用。観光立国の推進にもつなげる。
 検討会ではDMVの活用方法や導入・普及方策などについて、営業運行が技術的に可能であることを前提に議論する。会合は8〜10回程度を予定し、2013年度末に最終のとりまとめを行う。