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「ご当地ナンバー」を追加公募 国交省
 国土交通省は2月26日から、都道府県を対象に「ご当地ナンバー」の募集を開始した。全国各地から強い要望があることを受けた措置で、地域振興や観光振興につなげてもらう。
 地域名を表示する「ご当地ナンバー」は2006年から08年にかけて導入。「仙台」や「つくば」「富士山」「岡崎」「堺」「下関」など、全国19か所が認められた。
 導入基準は、「地域特性や経済圏などに関し、他の地域と区別された一定のまとまりのある地域」や「登録自動車数が10万台を超えていること」「地域住民の具体的なニーズがあること」などが条件。「行政区画や旧国名などの地理的名称であり、当該地域を表すのにふさわしい名称であること」「ナンバープレートに表示された際に十分視認性が確保されるよう、原則として『漢字』で『2文字』となるもの」といった地域名の基準も満たす必要がある。
 導入を希望する市町村は、アンケートやヒヤリングなどによって住民らのニーズを把握し、各都道府県に要望。都道府県が管轄する地域運輸局を通じて国交省に要望書を提出する。国交省は、有識者をメンバーとする審査会を行い、導入の是非を決定する。
 新ナンバープレートは6月28日まで都道府県からの要望を受け付け、13年夏に決定、14年度中をメドに導入される。