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関空ニュービジネスモデル 認定事業を発表  近畿運輸局

 近畿運輸局は3月29日、関西国際空港を活用した国際物流の活性化を目的に民間企業の取り組みを支援する「関空物流ニュービジネスモデル促進事業」の認定事業を発表した。
 同事業は、国際物流戦略チーム(森詳介本部長、関西経済連合会会長)の取り組みの一環。2012年度は7事業が認定を受けた。
 AIU保険会社西日本地域事業本部の「関空Medica利用の医薬品専用貨物保険」は、関西国際空港のみが持つ医薬品専用定温管理倉庫(KIX−Medica)、保冷ドーリー、薬監証明手続の電子化の実証実験を踏まえ、同空港専用の外航貨物海上保険商品を販売する。
 エーザイの「関空を中継地とした医薬品輸送の検証」では、米国・英国・インドなどの工場からの医薬品輸送について、関西国際空港経由と他空港を経由した場合を比較し、関空を中継地とした輸送の優位性を検証。
 ナビバードの「日本の通販商品を海外へ発送代行する事業」は、海外向けに販売しない日本の通販事業と日本の商品を買いたい海外消費者を仲介し、新しい国際物流のサービスを展開。
 そのほか、日航関西エアカーゴ・システム、ANAロジスティクサービス、CKTS、スイスポートジャパンによる「関西国際空港における医薬品物流のさらなる高品質化の取り組みおよび関空の利用促進」、日本通運の「『地産地翔』関西圏の“美味いもん”生鮮品を関空から」、阪急阪神エクスプレスの「アジアでの輸送業者対象KIX−Medicaプロモーション」も認定を受けた。