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富士通テンは7月下旬から、タクシー無線配車システムの2013年モデルとして、携帯電話網を利用して広範囲に通信できる「IP無線配車システム」を発売する。
顧客に最も近いタクシーを瞬時に判断し、迎車指示まで速やかに行う同社のタクシー配車システム最上位モデル「Type-A」と中間モデル「Type-S」にIP無線機を応用。携帯電話網を使用するため、通信範囲は全国をカバーした。
基地局の設置が不要なため、導入コストを抑えられ、無線免許を必要としなのも特徴。ビルの合間や高架下といった無線が届きにくい場所の通信感度が高まる。
車載機で使用する通信モジュールを無線機本体に内蔵し、取り付けスペースに制約がある車内環境に対応したほか、耐熱性に優れたチップSIMを採用。振動・熱・埃などの、過酷な車載使用を想定した試験を行い、高い信頼性も確保した。
