自動車ニュース
道の駅にリーフを無償提供  日産

 日産自動車は9月3日、各都道府県の47の「道の駅」に、電力供給システム「LEAF to Home」と「リーフ」を無償提供する取り組みを始めると発表した。各都道府県の少なくとも1か所の道の駅に提供する予定で、災害時の電力供給に役立てる。
 移動可能な電源として利用可能な電気自動車の特性を生かし、停電時や非常時のバックアップ電源に活用する。平常時は、「LEAF to Home」を使って、夜間電力や太陽光発電による電力を「リーフ」のバッテリーに蓄え、電力需要が高まる昼間の時間帯に使用することで、電力負荷の平準化と電力消費のピークシフトに貢献するという。
 道の駅は、旅行者のための休憩機能、道路利用者や地域住民のための情報発信機能、町と町が手を結び、活力ある地域づくりをともに行うための地域連携機能の3つの機能を併せ持っている。また、幹線道路沿いに多く存在する公共施設であるため、最近では災害時の活動拠点として期待も高まっている。