自動車ニュース
接客コン、最優秀賞は阪神タクシー・清水さん  兵タ協

 兵庫県タクシー協会(吉川紀興会長)は3日、第7回乗務員接客コンテストを開いた。姫路、神戸両予選会で選ばれた12人の精鋭が腕を競った結果、最優秀賞(兵庫県知事賞・神戸運輸監理部長賞・タクシー協会会長賞)に清水聖史さん(阪神タクシー、51)が輝いた。優秀賞(ひょうごツーリズム協会理事長賞、タクシー協会長賞)に山本浩資さん(阪急タクシー、50)、折笠可隆さん(西神交通、51)、岸本浩次さん(阪急タクシー、55)、特別賞(タクシー協会長賞)には五熊丈人さん(阪急タクシー、54)、井上円さん(スターハイヤー、48)がそれぞれ選ばれた。
 審査の講評で、審査委員長の播井政子氏(兵庫県消費者団体連絡協議会長)は「いずれの出場者も質が高く、僅差の受賞となった。私どもは決して過剰なサービスを期待していない。気持ちよく、快適な輸送を待っている。強いて難を言えば、皆さんの笑顔が足りなかった」と述べた。
 審査委員からは「神戸、兵庫の玄関口を守る皆さんの今後の精進を期待する」(田村充啓・兵庫陸運部長)、「タクシーマナーも良くなってきており、兵庫県を訪れる観光客のために全体のすそ野を広げてほしい」(藤井英映・兵庫県産業労働部観光監)、「年々充実してきている。どうか底辺の拡大につなげていただきたい」(大西信行・ひょうごツーリズム協会専務理事)など、いずれも好評で、全体のレベルアップへの期待の声も聞かれた。
 コンテストは、身だしなみ、話し方、一言の自己PRと設問への応答の1次試験とロールプレイング形式の2次試験を実施。2次試験では、三宮のタクシー乗り場から神戸市立医療センター中央市民病院までのコース設定で、ピッコロ劇団の劇団員が高齢者、妊婦、視覚障がい者、車いす利用の乗客を演じた。