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ワイナリー巡りにタクシー活用 JTB関東

 JTB関東(埼玉県さいたま市)は10月5日から、山梨県の観光による地域活性化を目的に、勝沼地区のワイナリーを回遊できる「やまなしワインタクシー」の運行を始めた。     
 やまなし観光推進機構(松井政明理事長)と連携した企画で、タクシーの運行は山梨県タクシー協会峡東支部が行う。
 JR石和温泉駅を基点に、乗降ポイントとなる4か所のワイナリーを約15分ごとにタクシーが巡回。料金3000円で、タクシーに乗り放題のほか、乗降ポイントのワイナリーでは通常500円の試飲を無料にする特典も用意した。
 山梨県は世界遺産登録された富士山以外にも様々な観光資源が豊富。勝沼地区のワインは海外での評価も高まっており、ワイナリー巡りは魅力的な観光素材として注目されている。しかし、ワイナリーは点在しているため、「公共交通機関では行きづらい」「長時間歩く」「車で回る場合は運転手が試飲できない」「大型バスが通れない」などの課題を抱えていた。
 JTB関東では「富士山だけにとどまらず、その周辺や山梨県内の魅力ある観光地へ足を運んでもらうため、今後も地域の観光活性に向けた取り組みを強化していく」としている。