自動車ニュース
高齢者、障がい者の移動をサポート  国際自動車

 国際自動車は10月24日、NPO法人高齢者・障がい者の旅をサポートする会(久保田牧子理事長)と共同で、高齢者と障がい者の外出や旅をサポートするサービス「旅サポタクシー」を開始する。
 高齢者と障がい者が外出や旅行をしたいと思っていても、介助をする家族らのことを考えて二の足を踏まざるを得ない実情を考慮。「困っているお客さまの役に立つことこそがタクシーの役割」との考えの下、高齢者と障がい者の移動を支援するためにサービスをスタートさせる。
 サービスの具体的な内容は、運行時に専門知識を有して経験を積んだNPO法人高齢者・障がい者の旅をサポートする会に所属するボランティアの旅サポーターが同乗し、顧客を介助する。そのため、普段の生活で介助している家族がリフレッシュできる機会を提供できる。ドライバーは140人の東京観光タクシー認定者の中から、旅サポーター資格を取得した20人のメンバーが担当する。
 利用可能エリアは、東京23区、武蔵野市、三鷹市を発着地として、都内の観光地や希望する場所を自由にカスタマイズ可能。「地方から東京に行って観光や買い物がしたい」「東京に住んでいるけれど、都内の観光地に行ったことがない」といったニーズに対応するという。