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ハイエースなどをマイナーチェンジ  トヨタ
 トヨタは11月27日、ハイエース(バン・ワゴン・コミューター)、レジアスエース(バン)、トヨタ救急車をマイナーチェンジして12月9日から発売を開始すると発表した。
 フロントバンパーとグリル、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどの意匠を変更し、外観を一段と力強くスタイリッシュに改良。リヤ側面には凹凸の少ないスライドウインドウを採用することで、一体感のあるサイドビューを実現した。
 また、ガラスアンテナを採用したほか、全車にLEDヘッドランプ(ロービーム)や鋭角的なラインのアルミホイールオプション設定。外板色はハイエースおよびレジアスエースのバン「スーパーGL」に、ボルドーマイカメタリックを新たに用意するとともに、ハイエースとレジアスエースのバン「DX」(ロングボディ)にブラックマイカを追加設定した。
 内装はエアコンのボタンやダイヤルをはじめとするセンタークラスターパネルの意匠変更に加え、平均燃費や外気温度といった各種情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイを全車に標準装備した。
 ドアミラーやリヤコンビネーションランプには、エアロスタビライジングフィンを採用。車体側面を流れる気流に小さな渦を発生させることで、車体を左右から押さえつけ、優れた走行安定性を実現した。
 バン「スーパーGL」の2WD車はショックアブソーバーなどサスペンションのチューニング変更により、乗り心地を向上。利便性を高めるため、バックドアにイージークローザーを採用したほか、デュアルパワースライドドア(挟み込み防止機能付)、スマートエントリー&スタートシステム、ステアリングスイッチ(オーディオ)をオプション設定した。
 なお、月販目標台数はハイエース4500台、レジアスエース1600台。
 合わせて、メーカー完成特装車(ウェルキャブならびにTECS)もベース車と同様の改良を施すとともに、ウェルキャブの車いす仕様車には車いす固定作業中であることを伝えるブザーを採用した。TECSは低温(−20℃)、中温(−5℃)と一台で2温帯管理が可能な2室2温冷凍(低温、中温)バンを新設定した。