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エクストレイルをフルモデルチェンジ 日産

 日産自動車は12月11日、新型「エクストレイル」を12月16日から発売すると発表した。
 「ヒルスタートアシスト」、「アドバンスドヒルディセントコントロール」、「ヨーモーメントコントロール」機能を搭載した定評のある4WDシステム「ALL MODE 4×4-i」を継承。世界初となる「アクティブライドコントロール」「アクティブエンジンブレーキ」「コーナリングスタビリティアシスト」といった先進技術も全車に採用し、乗り心地、運転のしやすさ、安全性などを大幅に向上させた。
 ユーティリティ装備では、これまでも好評だった防水フロア・シートは受け継ぎながら、荷物のサイズや種類に合わせて自由自在に空間を仕切ることができる防水フレキシブルラゲッジを用意。ポケットやカップホルダーなどの収納スペースを増やすことで使い勝手を高めた。
 また、インテリジェントキーを持っていれば手や物をセンサーにかざすだけでバックドアが開くハンズフリー機能付きリモコンオートバックドアをオプションで設定。荷物を抱えたままでもバックドアの操作が可能となった。新開発の前席、セカンドシートがスパイナルサポート機能付シートによって、長距離移動の疲労を軽減。5人乗りの2列シート車に加え、7人乗りの3列シート車を新たに設けた。
 先進機能として、「エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「LDW(車線逸脱警報)」「進入禁止標識検知」をパッケージにした「エマージェンシーブレーキ パッケージ」グレードを設定。「BSW(後側方車両検知警報)」「ふらつき警報」もオプション設定で用意し、さまざまな運転シーンで安全・安心なドライブをサポートできるようにした。
 また、日産車として初採用となる「インテリジェントパーキングアシスト」は、ドライバーのステアリング操作なしで車庫入れや縦列駐車が可能になり、駐車のわずらわしさを大幅に低減させた。メーター中央部にアドバンスドドライブアシストディスプレイを配し、運転をサポートする様々な車両情報も提供する。
 環境性能では直噴MR20DDエンジンをはじめ、アイドリングストップ、新型エクストロニックCVT、走行抵抗の低減、軽量ボディなどの低燃費技術により、クラスナトップの低燃費16.4km/Lを達成した。
 フロントオーバーライダーやアンダーカバー、専用の大型フロントフォグランプやアルミホイールなどを装備し、本格SUVとしてワイルドでタフなイメージをより強調した「エクストリーマーX」も同時に発売。
 価格は224万9100円〜279万7200円で、月間の目標販売台数は2500台を見込む。