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「ヴェゼル」を発売  ホンダ
 ホンダは12月20日から、多面的価値を高次元で融合した新しいジャンルの乗用車「VEZEL(ヴェゼル)」の発売を開始した。
 SUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバンの使いやすさ、さらには燃費性能まで、ジャンルの枠を超えた多面的な価値を高次元で融合させた。ハイブリッド車とガソリン車をラインアップし、それぞれに4WDを設定した。
 美しく流麗なフォルムのエクステリアは、SUVの安定感とクーペライクなスタイリングを合わせることにより、感性を刺激するエモーショナルなデザインを実現。質感に徹底的にこだわったインテリアは、フロント席でクーペを思わせるパーソナルな空間を創出する一方、ホンダ独創の「センタータンクレイアウト」により、流麗なフォルムからは想像できないほど大きな荷室やミニバン並みのゆとりあるリア席を確保した。
 ハイブリッド車には、新世代ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-DCD」を搭載。電子制御により緻密に前・後輪のトルク配分をコントロールする独自の4WDシステム「リアルタイムAWD」を初めてハイブリッド車にも搭載した。
 さらに、電子制御パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能といった上級クラスに搭載されている先進技術、機能を全タイプに標準装備し、スマートな操作性を追求。上級セダンで使われる高性能の防音材やダンパーを採用することにより、優れた静粛性と操縦安定性を実現した。ハイブリッド車には、燃費によい運転をアクセルペダルの反力で知らせるリアクティブフォースペダルも初めて搭載した。
 ネーミングは、英語で「カットした宝石の小さな面」を表す「Bezel」と、車を意味する「Vehicle」を掛けあわせた造語。角度によって表情を変える宝石のように「多面的な魅力と価値を持つ車」という想いを込めた。
 価格は187万円〜268万円。