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ホンダ、インドのラジャスタン州タプカラの工場で生産を開始
ホンダのインドにおける四輪車生産販売会社である、ホンダカーズインディア・リミテッド(本社:ウッタルプラディッシュ州グレーターノイダ 社長:金山 裕則 以下、HCIL)は2月24日、ラジャスタン州アルワル地区タプカラ工場の四輪完成車組立ラインでの生産を開始した。
生産開始の記念式典には、ラジャスタン州首相のバシュンダラ・ラージェ(Vasundhara Raje)氏、ラジャスタン州政府高官および関係者が出席した。

新工場は、ラジャスタン州で初となる四輪車生産工場で、450エーカーの敷地内に、鍛造、プレス成型、パワートレイン部品、溶接、塗装、樹脂成型、エンジン組立、フレーム組立の各工場およびエンジンテスト設備といった機能を一体化し、ホンダの世界の生産拠点で蓄積されたノウハウを集めた生産工場となっている。同工場では、高品質とエルゴノミクス(人間工学)の観点からの最適化、生産効率および作業の安全性の向上を達成すべく、オートメーションの最適化、最新設備の導入、レイアウトの最適化が行われている。また、環境保護およびエネルギーの有効活用にも注力している。

新工場の年間生産能力は12万台で、既存工場と合わせたHCILの完成車年間生産能力は24万台となり、「ホンダ アメイズ(Honda Amaze)」の生産を開始した。HCILは2013年4月から2014年1月までの9ヵ月間で、前年同期比で業界最高の78%増の10万1,370台を販売しており、2013年度の年間販売台数はHCILとして初めて10万台を超えている。

新工場への投資額は約352億6,000万ルピー(約578億円)、稼働時の従業員数は約3,200名。
※ 1ルピー=1.64円換算