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日産、新型クロスオーバー3車種を一堂に展示
日産自動車は、第84回ジュネーブモーターショーで、「ジューク」、「エクストレイル」および「キャシュカイ」のクロスオーバー3車種を一同に展示した。
日産のクロスオーバーセグメントにおける強固な優位性と、日産のデザイン、開発、イノベーションへの比類なき情熱を示すため、ゼロ・エミッション車「e-NV200」の生産モデルを世界初公開するほか、「NISSAN GT-R NISMO」を欧州で初お披露目する。

日産は、先進技術を搭載した革新的な商品や新型車などに対するマーケットの強い需要に応えるため、2014年に欧州の工場で、クロスオーバー、商用車などの生産を拡大する。「キャシュカイ」や100%電気自動車「日産リーフ」などの増産に加え、100%電気自動車第2弾の「e-NV200」の生産開始、更に英国、スペイン、ロシアの工場で増産を計画している。欧州にある生産工場は今後その重要性を更に増し、 昨年、欧州で販売した車両の80%は欧州生産車となり、欧州での生産開始から30年の間に累計1,000万台の車両を生産した。


「ジューク」
新しい市場セグメントをつくり出した「ジューク」は、発売から3年が経過した。「キャシュカイ」が独自のクロスオーバーセグメントの先駆けとなったように、「ジューク」は、印象的なデザインと先進技術の採用により、コンパクトクロスオーバーという新境地を切り拓いたモデルだ。
個性的なスタイリング、力強いドライビング性能、洗練されたインテリアの組み合わせにより、発売からわずか40カ月で42万台を販売し、マーケットのリーダーとなった。拡大する小型クロスオーバー市場において、その上質なスタイルと優雅さで、卓越したモデルとしての地位を確立した「ジューク」は、新しいデザインを採用し、再びその力を証明する。


「エクストレイル」
新型「エクストレイル」は、先進的な4WDシステムと日産のクロスオーバーらしい特徴的なデザインを採用している。更に、LEDヘッドランプ、セーフティシールドテクノロジー、「ニッサンコネクト」ナビゲーション・情報システムなどの革新的な技術も数多く搭載している。
また、ルノー・日産アライアンスのコモン・モジュール・ファミリープラットフォームをベースにした新型「エクストレイル」は、実用性も大幅に向上しており、『シアタースタイル』の新しいシートレイアウトや、2列目スライドシートに加え、新規に3列目シートを採用し、レッグルームとヘッドルームも拡大している。

「e-NV200」
ワールドカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「日産リーフ」と、インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤーを受賞した「NV200」という2台の強みを兼ね備えた、ランニングコストと、今までにない洗練さを実現した100%電気自動車「e-NV200」を発売し、小型商用車に新しい提案を行う。
「e-NV200」は、「日産リーフ」に使われている高性能の電動パワートレインをベースに、「NV200」の誇るクラストップの荷室空間を提供し、排出ガスや不快な騒音を出すことなく、人や物を運ぶことができる実用的で多用途なクルマとなってい。主にビジネスでの用途を想定しているが、自家用車としての利用にも適した5人乗りのワンボックスカーだ。本年5月に発売を予定している。


「NISSAN GT-R NISMO」
生産モデルとして欧州初公開となる「NISSAN GT-R NISMO」は、量産車として世界最速のラップタイムを刻んだニュルブルクリンク北コースで開発した。NISMOブランドのスピリットを体現した「NISSAN GT-R NISMO」は、専用の 3.8リッターツインターボチャージャー付きV6エンジンや専用チューニングしたサスペンションなどを採用し、300km/h走行時にプラス100kgのダウンフォースを発生する優れた空力性能を実現する。


「ニッサン ブレードグライダー」
ジュネーブモーターショーで欧州初公開となるコンセプトカー「ニッサン ブレードグライダー」は、幅の狭いフロントトレッドと幅広でより安定性のあるリヤトレッドを採用し、これまでにない特徴的で斬新なデザインを提案している。また、リアホイールの間にリチウムイオンバッテリーとインホイールモーターを搭載したことで最適な重量配分を実現している。


「キャシュカイ」
新型「キャシュカイ」は、ジュネーブモーターショーの目玉モデルだ。
生産は、日産のサンダーランド工場(英国)で既に本格的に始まっており、日産のセーフティーシールドや、スマートフォンとの接続が可能な最新の「ニッサンコネクト」システムなど、数々の初搭載の技術と多くの革新的で実用的なデザインにより、クロスオーバー市場における日産のリーダーシップを証明するクルマとなっている。