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東海電子、クラウド型遠隔地動画点呼サービス『テレ点呼』発売
東海電子株式会社(本社:静岡県富士市 代表:杉本 一成)は、「クラウド型 遠隔地向け 動画点呼サービス 『テレ点呼』」の販売を開始する。

2011年5月に施行されたアルコール検知器の義務化をきっかけに、遠隔地での始業・終業及び中間点呼においてのアルコールチェックがより厳格になり、特に、2012年4月に発生した関越自動車道での事故以来、アルコールチェックを含む遠隔地での点呼については、「動画を使って、顔の表情が見える」「動画を使って、過労・健康確認が見える」点呼を行うことが、通常の電話点呼と比べて、過労・飲酒運転防止に効果的であると考えられている。
実際、国土交通省では、事業者に対して、平成25度の予算で『ITを活用した遠隔地における点呼機器』に対して購入補助を実施(平成26次年度以降未定、但し2013年末時点の概算要求では計画、予定中)した。

『テレ点呼』は、高速・貸切バス事業者、中・長距離運行の多いトラック事業者が、遠隔地にいるドライバーに対して動画を活用して点呼・アルコールチェックを行い、保存された点呼の日時・場所・測定結果・動画等の各データについて当該営業所の運行管理者のみならず、安全統括部門や本社側においてもクラウド型データサーバーを通して情報を共有するニーズがあることを踏まえて開発した。
スマートフォンのアプリ(Androidアプリ)を用いて、遠隔地にいるドライバーが営業所(管理者側)を呼び出し、テレビ電話を用いて点呼・アルコール測定を行う。複数拠点での点呼にも対応しており、すべての事業所の点呼日時や場所、測定結果、動画などのデータを確認することができる。

パソコン用の動画点呼アプリケーションをパソコン1台につき約15万円で販売し、クラウドサーバー使用料(パソコン端末5台+Android端末100台まで)を年間約7万円としている。
なお、動画点呼AndroidアプリはGoogle playより無料でダウンロードできる。
3月24日から受注開始し、出荷開始日は年4月 1日からとしている。