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第二回近畿トラック協会 総会
 近畿トラック協会(坂本克己会長)は6 月30 日、神戸市のANA クラウンプラザホテル神戸で第二回近畿トラック協会
総会を開き、平成25 年度事業報告、同計算書類(貸借対照表等)、同26 年度会費額などを承認、一部役員変更で岡田博、長野稔両氏の退任と田中亨氏(滋賀県トラック協会会長、株式会社滋賀ユニック社長)を副会長に、桐原正明氏(大阪府トラック協会専務理事)を専務理事に選任した。

 坂本会長はあいさつで「消費税率3%のアップで東京はタクシーも良いが、その他は良くない。我々のトラックは、関東では5、6 月も良いがその他は良くない。アベノミクスも荷動きには深く浸透していない。ましてや中堅どころの我々は苦しい立場にある。燃料は緊急課題であるが、軽油は地方税で軽油引取税の撤廃も災害復
興途上でもあり解除は難しい話だ。陳情はしている。交付金も法制化した。これも近畿の声、発信の力で出来た。この発信力は近畿だけであり、近畿はひとつで頑張って参りたい」と近畿業界の団結と行動力に期待を込めた。

 来賓には、大久保仁・近畿運輸局長、阿部竜矢・同自動車部長、山崎孝章・同自動車技術安全部長、小林久詩・兵庫陸運部長、福本秀爾・全日本トラック協会理事長らが出席した。

 大久保局長は「契機回復は次第に広がって来た。多くの地域の拡大に取り組みたい。人手不足が深刻化している。しかし、効率的輸送、安全対策に引き続き協力をお願いします。運輸振興助成交付金はカットが厳しいが、近畿では大阪は大きくカットされているが、他の府県では改善が見られた。皆さんの働きかけの成果と思う。
行政としても支援したい」と祝辞を述べた。