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兵庫県交通安全協会 交通安全功労者表彰式開催
兵庫県交通安全協会(瀧川博司会長)は9月12日、楠公会館で平成26 年度交通安全功労者等表彰式を開催した。
瀧川会長は受賞者を前に、交通安全への功労と活躍に敬意と感謝を述べたあと「県下の交通事故は、発生件数、死者、負傷者とも減少傾向にあるものの多くの高齢者、子供が犠牲となる事故があとを絶たない。また、一定の病気や薬物乱用による運転による歩行者への事故が相次いでおります。ドライバーが社会的責任の重大さを認識するには一定の時間を要すると思われる。私ども協会は県、県警察はじめ関係機関・団体と連携して、時宜を得たキャンペーン、イベント、交通安全教室の開催など効果的な安全運動を展開して参りますので、引き続きご協力をお願いします。県民の命とくらしに深くかかわる交通の安全が確保され、県民の生活がより一層平穏で快適に営まれるよう念願します」と挨拶。
表彰では、交通安全功労者として堀律子さん(神戸北安協)ら27 人に、同功労者団体として尼崎ドライブスクールなど24団体に感謝状(県警本部長、県安協会長連名)が贈られた。
優良運転者金賞表彰状(同連名)は出席の中田勝康氏(相生安協)をはじめ県下で667 人に、銀賞は代表の廣田さえみ氏(淡路安協)に贈られ、県下392 人が受賞した。
協力団体感謝状は、神戸マツダ、兵庫県自家用自動車連合会、兵庫県交通共済協組、兵庫県自動車整備振興会など8団体に贈られ、また優良交通従業員表彰は小牧康人氏((株)マツムラ)ら5人に授与され、同事業場感謝状は水上自動車の5整備事業所に贈られた。
そのほか近畿交通栄誉賞の伝達も行われた。
来賓挨拶で服部環・兵庫県警交通部参事官は「今年の県下交通事故状況は、いずれも減少傾向で死者は昨日105 人(前年対比マイナス21 名)で良い結果となっています。105 人中57 名が65 才以上の高齢者です。高齢者対策が急務です。高齢者を社会全体で見守ることに交通社会のリーダーであり模範運転の皆さまが地域や職場の牽引役となって活躍ください」と協力を求めた。
来賓祝辞では、兵庫県知事代理の難波宏明・兵庫県企画県民部県民文化局地域安全交通安全室長が「県下の交通事故で特に自転車事故が急増しており、対策委員会を設置して、自転車交通の安全対策を検討している」と話した。
小林久詩・兵庫陸運部長は「運送事業者への立ち入り査察や車両不正改造や不正軽油使用への街頭検査の実施、マイカーの日常点検の啓発をフェスティバル方式で展開している。車の安全性がいかに高まっても安全運転が無いと功を奏しません。どうか安全に尽力してください」と述べた。