自動車ニュース
年頭所感―パーク24株式会社 西川 光一
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年を振り返りますと、年前半は政府の経済・金融政策により、企業業績の改善や雇用情勢の好転の動きが見られ、全体として緩やかな景気回復基調にありましたが、4月の消費税率引き上げを受け、年後半は個人消費が大きく落ち込みました。

当社グループを取り巻く環境としましては、上記に加え、2月に発生した記録的大雪による道路交通量の極端な減少、ガソリン価格の高止まりを背景としたクルマの乗り控え等厳しい状況となり、6期ぶりの増収減益という結果となりました。

しかしながら、2009年に開始したカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」が5期目にして黒字化を達成いたしました。また、展開エリアは34都道府県となり、配備車両数が10,000台を超え、交通インフラサービスとしての地位を確立しつつあります。

2015年につきましては、消費再増税時期の延期が決定したものの、個人消費の先行きには不透明感があり、為替動向も予断を許さない状況が続くものと思われます。
当社グループは、約8,100万のドライバーの皆さまに、ストレスのない移動を実現するため、10年後の2024年に「駐車場100万台/モビリティ車両10万台/タイムズクラブ会員1,000万人」を達成すべく取り組んでまいります。駐車場サービスにおいては、エリアに密着して需給バランスを見極めた駐車場開発を行い、「必要な場所で、必要なときにクルマをとめられる」環境を整備してまいります。また、モビリティサービスでは、レンタカーとカーシェアリングの一体化によるサービス品質の向上に努めてまいります。


パーク24グループは、引き続き、ドライバーの皆さまに安心・安全を提供し、「快適なクルマ社会」の実現に取り組んでまいります。
本年も皆さまの一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申しあげます。


パーク24株式会社
西川 光一