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NTN、「人とくるまのテクノロジー展2015」に出展
NTNは5月8日、『New Technology Shift to Next Stage』をテーマに、「人とくるまのテクノロジー展2015」へ出展すると発表しました。

ブースでは、最新の後輪独立転舵システムをはじめ、次世代ステアリング用メカニカルクラッチユニット(MCU)、パーキング機能付き電動ブレーキシステムなど、多数のモジュール商品・システム商品を展示されるとのことです。

また、多様化する自動車用パワートレーンへの対応や、安全性の向上、低燃費化など、さまざまな課題に向けた次世代の最新技術を幅広くご紹介するそうです。

主な展示商品
○次世代ステアリング用メカニカルクラッチユニット(MCU)
電磁クラッチとローラクラッチを組み合わせたコンパクトなステアバイワイヤ用クラッチ商品です。高負荷容量設計により、機械的締結時の高い信頼性を実現したとのこと。

○パーキング機能付き電動ブレーキシステム
きめ細やかで安全なブレーキを再現するため、電動モータと独自の直動機構でブレーキパッドを動かすブレーキシステムです。回生ブレーキの協調制御でEV・HEVの電費向上に貢献します。また、パーキングブレーキ機能の追加で利便性向上を図りました。

○電動油圧ブレーキ用ボールねじ駆動モジュール
高負荷容量ボールねじに支持軸受や焼結部材などを組み合わせた小型の駆動モジュール商品です。モータの回転運動を精度良く直線運動に変換し、きめ細かなブレーキ力の調整で、より多くの走行エネルギーの回生を可能とし航続距離の向上に貢献するとしています。

○高性能軽量ハブジョイント(プレスコネクトスプライン・ハブジョイント「PCS®-H/J」)
独自のプレスコネクト方式を適用することで、大幅な軽量化を実現したスプライン嵌合部にすきまのないハブジョイントです。等速ジョイントと3世代ハブベアリングのボルト締結により、車両生産ラインで従来と同様の組立工程が可能な構造を実現したとのことです。

○低断面高強度プレスプーリ
解析技術を駆使した最適形状設計とプレス成形技術の改良で、プーリ部を従来品の約7割に低断面化し、外径の大きな軸受を組み合わせることが可能となり、2倍以上のプーリ耐荷重性を実現したそうです。