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アウディ、バイドゥならびにファーウェイと提携へ
アウディは5月22日、声明の中で中国の検索エンジン最大手・バイドゥ(百度)と、通信機器大手のファーウェイ(華為技術)との提携を発表しました。

「中国検索エンジン最大手のバイドゥと提携することで、クルマとネットワークの接続を加速させます。」とリッキー・ハイジ電気・電子開発部部長は説明します。CarLifeとは、バイドゥが中国国内で展開する、スマートフォンと連携してカーナビゲーションなどを行うサービスです。Appleの「CarPlay」やGoogleの「Android Auto」のように、クルマとスマートフォンの情報を統合させます。

ドライバーのスマートフォンがクルマに接続すると、アウディ・スマートフォン・インターフェイスが起動します。CarLifeはアンドロイド・iOSのいずれにも対応しているので、アウディのサービスはほとんどのドライバーに提供できるとしています。

アウディとバイドゥは提携内容の最終的な合意も行ったそうです。CarLifeとの統合を進めるに従って、マップデータや位置情報検出システムなどの開発も参画させていくとしています。これにより例えば、パソコンやスマートフォンのバイドゥ・マップから目的地の情報を取り出して、クルマに転送することが出来ます。

中国のドライバーが車内で自由にオンライン・サービスを利用できるためには、高速データ通信システムが必要です。そこでアウディはファーウェイと提携し、アジアに特化した高速通信「LTE」のモジュールを共同開発します。アウディによると、共同開発するモジュールは中国ではもちろん、日本と韓国でも採用するとのことです。TDD、LDDいずれの方式にも対応するとしています。