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地域密着の環境教育「トヨタ白川郷自然學校」が10周年
トヨタ自動車(以下、トヨタ)は6月12日、同社が運営を行う「トヨタ白川郷自然學校」開港10周年記念式典について発表しました。

同校は、トヨタが「日本一美しい村に、日本一の自然学校」を合言葉に白川村や環境NGOと連携し、運営を行っています。

トヨタは「環境保全と自然共生社会の構築に向けた取組み」を進めており、自然共生社会構築に資する社会貢献活動推進策のひとつとして、地元白川村や環境NGOの協力を得て「トヨタ白川郷自然學校」を2005年4月に開校しました。「トヨタ白川郷自然學校」は、これまで「自然との共生」「地域との共生」をテーマに、白山麓に広がる豊かな自然のもと、将来を担う子供たちをはじめ白川郷を訪れる多くの方々に自然体験プログラムを提供するとともに、野生生物の生態調査や森林保全活動に取り組んできたとのことです。10年間で延べ15万5000人もの方に来場いただき、「エコや自然との共生について考えるきっかけとなった」といった声をいただく等、来場者とともにその活動を積み重ねてきたとしています。

開校10周年にあたり、その運営を担うNPO法人白川郷自然共生フォーラムとトヨタは、6月14日に岐阜県大野郡白川村馬狩(まがり)地区の「トヨタ白川郷自然學校」内で10周年記念式典を開催します。同式典では、古田肇岐阜県知事、成原茂白川村村長をはじめとする行政や地元の関係者、ならびに全国の自然學校やNPOの関係者をお迎えし、日頃の活動へのご理解・ご支援に対する感謝をお伝えするとともに、本年4月に新たに就任した山田俊行學校長が10年間の歩みと今後10年の活動方針について説明するとしています。

トヨタでは今回の発表に際して、「今後、『トヨタ白川郷自然學校』は、近年のさらなる環境意識の高まりや、地域社会の要請を踏まえ、2013年に再構築した基本理念『一流の教育と感動』のもと、自然体験プログラムの拡充に取り組んでいく。『共生』に向けて、共に育ち、育てあう『共育』を新たなテーマとし、これまでの自然との共生を考えるきっかけづくりから、共生に向けて自ら理解し行動できる人材の育成を図ることを目的に、自然体験型環境教育を強化するなど、社会貢献活動の新たなステップを踏み出していく。」とコメントしています。