自動車ニュース
安川電機、自動車塗装用ロボを発売
安川電機は、産業用ロボットMOTOMAN(モートマン)に新形塗装ロボットMPX3500をラインアップし、6月18日より販売を開始しました。

同社は、「携帯電話などの小物用途から自動車などの大物用途まで、それぞれの用途に最適化した塗装ロボットを幅広くラインアップしています。このたび、自動車ボディやバンパー、建機などの様々な大形ワークの塗装に適用可能な新形塗装ロボットMOTOMAN-MPX3500を発売しました。塗装技術の進化や工程のコンパクト化などのニーズに柔軟に応えられる新製品の投入により、お客様の生産ライン構築に貢献いたします。」とのことです。

S軸(ベース部)とL軸(下アーム部)のオフセットをなくす事により、ロボットの動作範囲を最大化しました。これによりロボットをコンパクトにレイアウトすることができ、省スペース化を実現。塗装 ブースを最小化することによりブース空調によるCO2排出およびランニングコストの低減に貢献 いたします。またマニピュレータは左右対称レイアウトに対応可能な2タイプを用意。自動車ボディ、バンパー、バス、建機、鉄道車両等の大型ワークの塗装に最適です。

マニピュレータの軽量化により、床置き、壁掛け、天吊り設置が可能で、全ての設置条件において 各軸同じ動作範囲を実現。また軽量化により走行軸仕様における走行台車のコンパクト化および 低コスト化が可能。お客様のご要望にフレキシブルに対応いたします。

手首軸のモーメント・イナーシャ強化により大容量塗料充填式ベル塗装機などの大型塗装機を搭載できます。手首中空径は大口径φ70mmで余裕のある塗装機器配管が可能です。

マニピュレータには塗装機器搭載用内圧スペースを用意しました。塗装機器制御用ソレノイドバルブ最大48点、電空レギュレータは最大4点内蔵可能。塗料ギアポンプ用モータも最大2個内蔵でき、コンパクトな艤装を実現します。

高機能ロボットコントローラDX200により塗装機器の制御が可能。塗装に特化した機能により吐出量・高電圧・エア条件などの塗装条件をロボットプログラムにて直接制御可能です。

主な用途としては、 自動車ボディ、バンパー、バス、建機、鉄道車両等の大型ワーク塗装

○販売開始  2015年6月18日 
○販売価格  オープン価格