自動車ニュース
未来の自動車整備士集まる (2/2)
高校生らは五つの班に分かれ、それぞれ順番でブースを見学した。傾斜角度検査コースとスキャンツール診断実施では、自分で検査機器を操作したり、整備士の話を聞いたりすることで、整備士の仕事の内容についてイメージを膨らませた。会場には、次世代自動車等が展示されていた。高校生らは自動車の構造等についてスタッフの説明に耳を傾け、実際に展示車に乗り込んでいた。カラーマッチング・磨き実演では、整備士による展示を見学し、鈑金修理の工程と地域の自動車整備工場の技術力の高さを理解した。自動ブレーキ体験では、最新型の軽自動車に試乗した。最新技術の効果を体験した一方で、交通安全に対する意識を高めた。この他にも、衝突事故の衝撃を疑似体験してシートベルトの効果を再確認したり、自動車検査の実演を見学したりして、普段はできない貴重な体験を満喫しつつ、自動車整備業界全般についての理解を深めた。

参加していたある高校生は次のように感想を述べた。「整備機器の使い方やクルマの構造・技術など、分からないことをプロの方が詳細に解説してくれたので参考になりました」。また、別の高校生は「将来の就職先を決める上で良い判断材料になりました」と楽しそうに語った。