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尼崎運輸事業協同組合 新年会
尼崎運輸事業協同組合(坂尾洋南理事長)の新年会が1月29日、開かれた。

冒頭、松本中明副理事長が「本年も元気に精一杯頑張っていただきたい」と開会の辞で会場を活気づけた。続いて坂尾理事長の挨拶があり、「組合内部の組合員同士の車両のレンタルが国土交通省・神戸運輸管理部の指導のもと、スタートします。社名の問題、車両保険の問題等もあるが、営業車の貸し借りができることは画期的」と述べた。また、女性ドライバーの活用について、「当組合のホームページの刷新を行い、阪神間ハローワークでの労働斡旋認可のもと、ビラを配布する等、女性ドライバーの求人を行っている。認定こども園を設置し、こどもを組合の組織で預かり、お母さん方に働いてもらうことが最終目標」とし、今後も女性に職場に入ってもらうことを積極的にアピールしていきたいと語った。

来賓祝辞で松原丈夫・兵庫貨物協組連合会長は「県下で尼運協は一番の事業実績を誇る。女性ドライバーの活用に始まり、組合の組織を利用した活動を全国の組合が視察に来られる。一人一人がお互いの福利厚生のために頑張る組織となり、今後も模範となって欲しい。坂尾理事長の構想が成就するように祈念しています」と述べた。

続いて、兵庫県トラック協会の太田啓三専務理事が「1月20日に補正予算が成立し、要望していた高速道路の割引が1年間延長することが決定した。また、高速道路会社が1台につき1万円の助成することを発表し、日本トラック協会も50万台について今年度と次年度は、1台4000円の助成がつくということで調整をしている」と述べ、兵庫県トラック協会としても助成予算を調整していると報告した。また、昨今の労働力不足については、労働時間の短縮・環境改善の取組みの実証実験を行っているとし、組合員の協力を仰いだ。最後に、「バスの大きな事故があった。安全は重点課題」と事故について注意するよう呼びかけた。