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新製品「XSR900」を発売
ヤマハ発動機は2月23日、水冷直列3気筒エンジンをアルミ製フレームに搭載した新製品「XSR900」および、「XSR900」60th Anniversaryを発表しました。4月15日より発売します。「XSR900」60th Anniversaryは、2月23日から9月末日までの受注期間限定モデルで期間内における予約受注分を販売します。

「XSR900」は、<“The Performance Retro-ster”>をコンセプトに開発、味わいのあるレトロな外観と先進技術によるパフォーマンスを合わせもつモデルとなっています。また、ABSを標準装備しています。

“クロスプレーンコンセプト”に基づく845cm3の水冷直列3気筒・DOHC・4バルブエンジンを搭載しています。YCC-T(電子制御スロットル)やメッキシリンダー、アルミ鍛造ピストン、1次偶力バランサー、FS(破断分割)コンロッドなどを投入、走行状況や好みに応じてエンジン特性を3種から選べるYAMAHA D-MODE(走行モード切替システム)も採用しています。

発進・加速時に良好なトラクションをもたらすTCSを搭載しました。発進・加速時に後輪のスピン兆候が検知されると、(1)点火時期、(2)燃料噴射量、(3)スロットル開度(YCC-T)を統合制御することで滑らかな走行性を支援します。制御の強さは「1(弱)」「2(強)」「OFF」から選択できます。

A&S(アシスト&スリッパー)クラッチを採用しました。減速時の穏やかな車体挙動、軽いクラッチ操作荷重により市街地での軽快な走りに貢献しています。クラッチ操作荷重は「MT-09」比約20%低減しました。

ボディにはCMFGデザインを積極的に織り込みました。タンクカバーとリアフェンダーにはアルミプレス材、サイドカバーパネルとメーターブラケットには5mm厚アルミプレス材、前フェンダーブラケットとライトステーにはアルミ製ダイキャスト、タンク懸架ステーは鍛造アルミ材を採用しています。

マットグレー車のアルミ製タンクカバーは、手作業によるバフ掛け後、マットクリアー塗装による”ヘアラインマット仕上げ”と呼ぶクリア塗装を施しました。バフ掛けの方向や粗さは製品毎に少しずつ異なります。 ブルー車のタンクカバーは、このバフ掛け部分をマスキングで残して側面を塗装。マスキングで残ったヘアライン部をグラフィックの一部に見立てることで、往年のグラフィックをオマージュしました。シートはレザーの風合いを伝える新色「バーガンディ」(ワイン色)としました。

 ○目標販売台数
  年間 1000台
 ○メーカー希望小売価格(消費税込み)
  XSR900 1,042,200円〜