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さいたま市、二輪向けワイヤレス給電システム運用実験へ
さいたま市は3月4日、「二輪モビリティ向けワイヤレス給電システム」運用実験について発表を行いました。

さいたま市は「暮らしやすく、活力のある都市として、継続的に成長する『環境未来都市』」の実現に向けて、全国初の技術である「二輪モビリティ向けワイヤレス給電システム」の開発を産学官連携で進めてきました。

「ワイヤレス給電システム」株式会社ベルニクス(さいたま市南区)が埼玉大学(金子裕良教授)と共同で開発した二輪車両向けの非接触給電技術。電動アシスト自転車に搭載することでバッテリーの取外しが不要となるスマートな充電が可能となります。

「さいチャリ」日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社(東京都品川区)がさいたま市内で運営する会員制レンタサイクルサービス。「さいチャリ」を利用するには、事前の会員登録が必要です。

昨年2月の実証実験を経て、この度、民間レンタサイクルサービスにおいて本技術を全面導入したサービスを開始することになりました。さいたま市では、本技術の更なる有効性を検証するため、このフィールドを活用してコミュニティサイクル形式のサービス運用実験を行います。

○日時
3月7日(月曜日)13時00分から3月21日(月曜日・祝日)24時00分まで
○場所・施設
「さいチャリ」武蔵浦和ステーション(JR武蔵浦和駅東口徒歩1分)電動アシスト自転車・ワイヤレス充電装置型スロット各21台(常設)
「さいチャリ」南与野ステーション(JR南与野駅西口徒歩1分)電動アシスト自転車・ワイヤレス充電装置型スロット各3台(実験用仮設)
○実験の概要
会員制レンタサイクル「さいチャリ」武蔵浦和ステーションと南与野ステーションでコミュニティサイクル形式での運用実験を実施します。実験期間中は、両ステーション間でレンタサイクルの相互利用・返却が可能です。本実験を通じて、コミュニティサイクルにおけるワイヤレス給電システムの管理運用面での検証を行い、さいたま市発の新技術で、より快適な市民生活の実現に貢献する社会を目指します。