自動車ニュース
パイオニア中国「眠気検知ユニット」を開発
パイオニアは4月25日、パイオニア中国は、清研微視の技術を用いてドライバーの眠気を高精度に検知できる「眠気検知ユニット」を開発したことを発表しました。

パイオニアの100%子会社である中国現地法人 先鋒電子(中国)投資有限公司(以下、パイオニア中国)は、昨年11月より中国 清華大学蘇州自動車研究院傘下のベンチャー企業である蘇州清研微視電子科技有限公司(以下、清研微視)と共同で、先進運転支援機能を搭載した次世代車載機器の開発を進めています。

昨今、ドライバーの疲労や居眠りに起因する自動車の事故が発生しています。本ユニットは、清研微視独自の画像認識技術や眠気検知アルゴリズムと、当社の高品質なハードウェア開発技術を組み合わせており、ドライバーの状態を客観的に数値化することでドライバーの眠気を高精度に検出できます。本ユニットをさまざまな既存ソリューションシステムと連携させることで、ドライバーの状態をリアルタイムに把握して管理・警告を行うなど、事故発生リスクを低減する先進運転支援システムの構築が可能です。また、自動運転車両において重要とされる、緊急時のみドライバーが対応するレベル3における車室内センシング用途などへの活用も検討していきます。

<眠気検知ユニットの特長>
・独自の画像認識技術、眠気検知アルゴリズムを用いた解析に、ステアリング操舵状況を加味してドライバーの眠気を高精度に検出
・車載機器として求められる高い品質を実現
・既存ソリューションシステムなどとの連携が可能

なお、5月11日より中国 上海で開催される「CES-ASIA」のパイオニアブースに、本「眠気検知ユニット」を展示します。