自動車ニュース
マツダ、兵庫県立大学と新材料開発の共同研究を開始
マツダと兵庫県立大学は6月8日、世界最大級の大型放射光施設SPring-8(兵庫県佐用郡)を活用した、材料開発研究に関する共同研究契約を締結したことを発表しました。

研究テーマは「微細複合材料の放射光分析法の研究」であり、この研究では放射光による分析手法を活用し、自動車の実走行に近い状態の温度下において、材料のナノスケールレベルの構造分析を行うなどの取り組みによって、これまで解明されていなかった材料物性発現のメカニズムの解明に取り組むとのことです。自動車触媒における貴金属材料の使用量低減や新規高分子材料の開発などが期待されます。研究期間は平成28〜37年度までの10年間です。