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総務委員会を開催─兵ト協
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は8月3日、第2回総務委員会(櫻井光男委員長)を開き、協会荷物(兵ト協ニュース等)配送業務の委託概要を原案どおり承認した。兵庫県道路運送経営研究会への寄付について審議、目標額(600万円)に対し現在約30%強の193万円として各支部に持ち帰り、協力を要請することとした。

その他の諸報告では、平成29年度の税制改正・予算要望、全ト協事業大会(10月6日、米子市)の参加(16人)、全ト協が初めて導入したインターンシップ導入促進支援事業助成交付金要綱、兵ト協西部研修センター建設等検討委員会の経過報告があった。同検討委員会では、建て替えの方向で進行中とした。

当日は、出席委員から兵ト協主催で人手不足が深刻な事から就職説明会の開催を要望する発言があった。桜井委員長が全員に意見を聞いた結果、業態が異なり、公平な開催地選定や賃金も差異があり各事業者が個別にやるしかないとして大多数の意見は現実問題として兵ト協での開催は無理となった。

また、大橋信二委員(ロジネクス)は、人手不足、拘束時間オーバーの解消に向けて取り組みの中、自社の従業員の勤務実態、実車、空車、その他待ち時間等の実態、運行原価計算等を全委員に開示して「長時間労働や待ち時間解消、賃金アップ等に努めているが事業者個々には限界がある。ここには各支部長がおられるが、まずは復路の空荷の解消等、業界がお互いに荷受けの情報交換等を行い業界が協働して取り組まないと拘束時間オーバーや人手不足も解消しないのではないか」と訴えた。

閉会で濱田長伸副委員長は「大橋氏から核心をつく話を伺った。お互い情報交換してレベルアップに努めたい」と締めた。