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「地域交通グリーン化事業」に燃料電池バス事業を初認定─国交省
国土交通省は、8月3日〜8月31日まで第2回の公募を行っていた「地域交通グリーン化事業」の事業計画認定を行い、燃料電池バスに関わる事業としては初めて、東京都交通局が事業実施者となる計画(平成29年3月導入予定)を認定したことを10月21日に発表しました。

国土交通省は「地域交通グリーン化事業」を発表し4月から対象事業の公募を行ってきました。自動車運送事業者などに対して、燃料電池バス・タクシー、電気バス・タクシー・トラック及び超小型モビリティの導入を重点的に支援しています。

今回の公募の結果、応募のあった事業計画について、「地域交通グリーン化事業検討会」において外部有識者による評価結果を踏まえて選定を行い、本事業の支援対象とする案件を決定しました。東京都交通局で実施する事業用燃料電池バスの事業計画を日本で初めて認定し、本事業の支援対象とする案件に決定しました。

燃料電池バスの導入は、乗用車より多くの水素を消費するため、環境改善効果が大きいとともに、災害時は避難所等での発電システムとして活用されることが期待されます。補助金交付事業は計11件となっています。