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物流を考えるフォーラム─兵ト協
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は11月24日、兵ト協研修会館で、環境と物流を考えるフォーラム「事業者参加型エコプロジェクトの推進のために」を開いた。

開会で原岡謙一・副会長は「われわれは安全、環境対策に真剣に取り組んでいるが、まだまだ一般市民の方々には理解されていない。本フォーラムで広くアピールしたい」と挨拶。

基調講演は、日本熊森協会会長の森山まり子氏が「森なくして人なし」と題して、1992年尼崎市の中学校教師として生徒たちと絶滅寸前の兵庫県のツキノワグマの保護に立ち上がり、豊かな森を子孫に残す活動に奔走したこれまでの活動を述べて、人工林の自然林化、ナショナル・トラスト運動、クマ保全(大型野生動物保全)をもとめ「市民が動くことが大事で、国民のレベル以上の政府はもてない。『愛は言葉でなく行動』とマザー・テレサの言葉を引いて自然保護を訴えた。

続いて後藤浩之・近畿運輸局自交部貨物課長が「環境対策の取組み」について、椿本和生・(株)三和総業専務取締役が「物流事業者の環境対策」と題して、エコドライブ効果(事例)を報告した。また不正軽油の使用問題についても、車両への影響などの注意点を述べた。

報告は、中尾健良・三菱東京UFJリサーチコンサルティング(株)研究開発第一部長から事業者参加型エコプロジェクトのアンケート調査報告が行われた。
最後に先の「エコドライブの推進に向けた標語」の入賞者表彰式があり、原岡副会長から表彰状授与があった。