自動車ニュース
年頭所感─一般財団法人近畿陸運協会 理事長 徳野辰夫
明けましておめでとうございます。

平成29年の年頭にあたり謹んでご挨拶申し上げます。

旧年中は、当協会に対しまして何かとご指導ご鞭撻を賜り厚くお礼申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

昨年の日本経済は、平成26年4月の消費税増税の影響が強く残り、回復の実感が湧かないまま終わりました。政府は景気底上げに向けた施策を実施していますが、その効果が早急に出ますよう期待しています。

私どもの事業の基幹であります平成28年の国内自動車新車販売は、登録車が前年並みに回復してまいりましたが、軽自動車は増税や燃費偽装の影響を受け、大変厳しい状況が続いています。

また、昨年も地震や台風など自然災害が多く発生し、多くの尊い命が奪われました。災害にあわれた方々に哀悼の意を表します。なお、近畿では大きな災害となりませんでしたが、いま一度災害に対する備えを確認する必要があります。

当協会における本年の事業の目玉としましては、国土交通省が進めています図柄入りナンバープレート、2019年ラグビーワールドカップ日本大会用、2020年東京オリンピック・パラリンピック用を無事交付することであります。

広報等を十分行い、たくさんの国民にご利用いただけるよう、また遺漏の無いよう進めてまいる所存であります。

私ども協会は、本年も「安全・安心・環境に優しい車社会の構築」の理念の下、公益性を堅持し、より一層社会的使命を果たすべく各種事業を行ってまいります。

例えば公益事業として検査・登録窓口や相談・案内等のCS(顧客満足度)の強化、安全・安心な車社会構築へのシンポジウム・セミナー等への取組み、運輸安全マネジメント支援対策、環境対策としての大阪支部構内の急速充電スタンドの設置延長等、諸事業をさらに推進してまいります。

皆様方には昨年にも増してそれら事業へのご理解とご協力をお願いいたします。
最後になりましたが、皆様方の事業のご繁栄とご健勝、ご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。