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優良運転者表彰式開く
東阪神タクシー協同組合(五十嵐一俊理事長)は2月28日、尼崎市中小企業センターで第17回(平成28年度)優良運転者表彰式を開き、下地博氏(朝日交通株式会社)ら16社61名の乗務員を表彰した。

五十嵐理事長は式辞で「タクシー業界は年々増していく輸送需要の減少、乗務員不足と高齢化の進展と、大きく変革しないといけない。タクシーは安全で安心、運転者との疎通が良く、ドア・ツー・ドアという特性を生かし、社会的交通として認知してもらう努力をしなければならない。人の命を運ぶタクシー乗務員は常に安全意識を持ち、交通事故は絶対に起こさない心構えで慎重な運転をお願いしたい」と述べ、式辞とした。

稲村和美・尼崎市長は来賓祝辞で「安全運転のプロとして、市民の暮らしを支える役割というのはますます重要になると思います。平成30年には尼崎城を再建するプロジェクトが進んでおり、市外からのお客様をたくさん迎える街にしたいと思います。皆さまにはそういったおもてなしの先頭に立っていただく役割をお願いします」と述べ、受賞者を激励した。

続いて藤本実・兵庫陸運部長は「本日の受賞は個人の名誉であるとともに、行政としても誇りです。タクシー最大のサービスは輸送の安全である。利用者の方から、また乗ってみたいと思ってもらえるように、コンプライアンスを含めしっかりとした対応をお願いします」と述べ、祝辞とした。

また服部玉記・兵庫県尼崎南警察署署長の代理で小林竜太・地域交通官は「今回の受賞で他の乗務員の模範となる交通事故抑止のリーダーとして頑張っていただきたい。尼崎市に限ると自転車と車の事故が36.6%で一番多い。これに気をつけると共に啓発活動や指導をして頂きたい」。

最後に受賞者を代表して、棚村隆夫氏(株式会社アドバンス)が「タクシーはお客様を安全に目的地まで輸送するのが使命で、私達は交通法規を遵守し、安全運転を心がけます」と謝辞を述べ、閉式となった。