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「おもてなしの国に恥じない接客を」─観光タクシー研修会
神戸国際観光コンベイション協会は3月13日、神戸市中央区の国際交流会館にて観光タクシー研修会を開いた。

神戸市における観光客数は昨年8月段階で107万9000人と過去最高の数字で、台湾や韓国からの訪日外国人が47%を占める。

神戸開港150周年記念として、5月19日に神戸ポートピアホテルで行われる式典・祝賀会の紹介や、7月15日から8月6日までメリケンパークを中心に神戸港周辺で行われる海フェスタなどが紹介された。

講師の浦本誠子氏(ひょうごツーリズム協会ホスピタリティマネージャー)は「東京オリンピックの開催が決まって、世界に『おもてなしの国日本』と宣言をしました。観光客と真っ先に会うのは交通機関の方です。心のこもった温かみを感じるサービスを提供することで、お客様に喜ばれます。その喜びを自分の喜びとすることがやりがいにつながるのではないかと思います」と、ホスピタリティについて説明。

おもてなし研修では、席の隣どうしでペアをつくり、滑舌改善のための早口ことばの実践や、乗降時のあいさつの仕方を確認し合った。

浦本氏は「皆さんが神戸の代表だと思います。これからもおもてなしの心を育んでいただければと思います」と述べ、閉会となった。

なお研修には兵庫タクシー協会、神戸個人タクシー事業協組関係のタクシー乗務員38名が出席した。