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優良運転者49名表彰
公益財団法人大阪タクシーセンター(黒田晶志会長)は4月25日、プリムローズ大阪で第15回優良運転者表彰式を開いた。

開会で黒田会長は「本日受賞された49名の皆さまは関係法令を遵守され、輸送の安全を最優先に考え、心のこもったサービスを心掛けられていると思います。今後もタクシーサービスに一層の磨きをかけられ、後人に範を示していただき、大阪の全てのタクシーが愛されるよう願うところです」とあいさつ。

来賓からは大辻統・近運局自動車交通部長が「本日表彰を受けられた皆さまはタクシー運転者の鏡と理解しています。しかし各方面に寄せらせる苦情は毎年500件を超えており、大阪地域におけるタクシー関係者のレベルは十分とは言えない状況です。またタクシー乗り場周辺でのマナーも酷く、新大阪駅でのタバコやゴミのポイ捨てが大きく問題となっており、公共交通機関の一翼を担っているという認識や責任を持ち合わせていない運転者が散見されることは非常に残念であります。最近ではライドシェアが社会的に大きな関心を集めていますが、そもそもアメリカなど一部の地域で発展した理由はタクシーのサービスレベルに不満を持っていた方々の支持によるものです。近畿運輸局としては皆さまのような優良運転者を増やしていき、業界のサービス向上やイメージアップにつなげたいと思います」と受賞者に期待を込めた。

また三野文男・大阪タクシー協会会長は「私どもの業界は景気回復を実感できる状況ではありません。厳しい営業環境の中で、適正化事業や活性化事業、またライドシェア導入の阻止に取り組んでいます。本日受賞された皆さま方には、より一層安全の確保とサービスの向上に邁進することはもちろん、他の運転者の模範となって業界の発展に寄与していただきたい」と激励した。

第15回優良運転者表彰式で受賞した運転者49名は以下のとおり。(※敬称略)
久保正人、林祥源、山田祥(以上池田タク)、久保貴裕(大阪相互タク)、佐藤幸雄(関西中央旅客守口)、荒木宣順、金沢良夫、神保文夫、杉原英喜、杉本充也、高城剛、田中義一、野尻英則、野呂修二、松谷寿夫、松出竹司、宮本潔己(以上国際興業大阪)、宮崎賢一(堺相互タク)、川西富久(榮交通)、藤田友明(東洋タク)、青木一、川勝久行、志田正生、中尾洋次、中武守、増谷政司、山内繁男(以上日本交通)、田村文彦(日本交通大阪)、佐和貞夫、前田幸一(以上日本タク)、天野倫之介、梶丸徳幸、河崎一男、岸本正明、北郷辰好、向野孝則、酒井俊治、富田孝一、中井靖浩、中西誠、藤木香世(以上阪急タク)、中村義幸(ひかり交通)、杉谷博(フット)、池田薫(池田タク)、小瀧良和(KOTAKI TAXI)、西木博行(西木タク)、林侑弘(林タク)、原和明(原タク)、山本秀雄(山本タク)