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平成30年度通常総会開く - 兵庫県高速道路交通安全協議会
兵庫県高速道路交通安全協議会(瀧川博司会長)は2月21日、楠公会館(神戸市中央区)で平成30年度通常総会を開き、30年度事業計画、同予算を原案通り承認した。

総会に先立って感謝状の贈呈があり、交通安全活動優良事業所として日本通運株式会社姫路支店(保田薫支店長)、神姫グリーンバス株式会社(本間和典代表取締役)、姫路観光バス株式会社(道岡佐都美代表取締役)、住石山陽採石株式会社(中田登代表取締役)、社会福祉法人佐用町社会福祉協議会(大下東一会長)、小野観光開発株式会社小野ゴルフ倶楽部(山本耕司支配人)、阪神パトロール株式会社京橋交通取締課(高橋英二代表)、株式会社ヤマトロードサービス(柳瀬章二取締役社長)ら8社、交通安全活動功労者として岩本富成(株式会社NEO DAISEI)、高速道路交通警察隊員の太田由美明、高司行司、眞野浩治、畠中祐樹、村尾知洋の6氏に感謝状が贈られた。

瀧川会長は「兵庫県県下の高速道路網は昨年の12月に新名神高速道路の高槻ジャンクションと川西インターチェンジ間が開通し、総延長は674.1キロメートルとなり、北海道に次ぎ、全国第2位の延長距離。3月には川西ジャンクションから神戸ジャンクションまで開通し、全線開通となる。高速道路は広大な県域を持つ本県にとって物流をはじめ経済の発展、県内の観光、レジャー、スポーツ振興、県民生活のための移動手段として不可欠であり、重要性は今後ますます高まっていく。昨年はサービスエリアでの交通事故防止キャンペーン52回をはじめ、高速道路における交通事故の防止、交通の安全、円滑のため、さまざまな活動を行ってきた。昨年度の交通事故死亡者数は7人減少し、少しは貢献できたと思っている。社会的関心を集めている、あおり運転による死亡事故に見られるように、まだ道半ばであると感じている。今後も警察や関係機関の協力を仰ぎながら、会員の皆様と力を合わせ、高速道路における交通事故を1件でも減らしていきたい」と決意を表した。   

来賓祝辞で林成好・兵庫陸運部企画調整官は「国土交通省では事業用自動車総合安全プラン2009に基づき、関係者一丸となって事業用自動車の事故防止対策に努めている。自動車の先進技術、安全技術の普及が進みつつあることなど、自動車事故を巡る状況の変化、人口の減少、高齢化、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催などの動向を踏まえ、新たに事業用自動車総合安全プラン2020を掲げて、ソフト、ハードの両面から総力を挙げて事故の削減に取り組んでいきたい」と述べた。続いて下川久二・兵庫県高速道路交通警察隊長は「昨年の交通事故死者数は161人。前年度に比べて9名増加し、全国ワースト4位。高速道路は一昨年の9月23日には高速道路初となる交通死亡事故多発非常事態宣言を発令し、ご心配をおかけした。なんとか増加傾向に歯止めをかけることができ、結果的に高速道路における年間の事故死者数を一昨年の16人から7人少ない9人に押さえることができた。このような成果は関係団体、機関の広範な交通安全指導、普及のたまもの。感謝したい」と挨拶した。

その後の役員改選では、全員が再選した。会長に瀧川博司氏、副会長に福永征秀氏、木下紘一氏、吉川紀興氏、理事に田中貴俊氏、信原智彦氏、西原興一郎氏、北野穰氏、西川博之氏、監事に中村直正氏、櫻井光男氏が再任した。