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藤井和重氏、旭日双光章受賞祝賀会
2017年11月に旭日双光章を受賞した藤井和重氏((株)メイカ会長、元(一社)兵庫県トラック協会副会長、78歳)の旭日双光章受賞記念祝賀会が2月23日、ホテルオークラ神戸で行われた。

祝賀会は福永征秀、藤原康雄・兵庫県トラック協会正副会長をはじめ、碓永良三・同明石支部長、田原秀洋・高千代産業代表取締役、河合宏昭・三菱重工高砂製作所安全協力会理事長らが世話人となり、来賓には坂野公治・近畿運輸局長、栗原弥生・同自動車交通部長、岡田研二・兵庫陸運部長らを迎え、トラック事業者、荷主関係者など多数が出席して盛大な祝宴となった。世話人を代表して福永氏は「今回の受賞は藤井さんの人徳の成せるところ。それだけ自分の事業を愛されて、業界のことを思いながら進めてこられた結果が、この賞につながった。皆さま、今日は共に祝っていただきたい」と挨拶した。

坂野局長は「藤井様は、昭和40年にメイカトラックに入社後から要職を歴任し、実に半世紀もの間、社業の発展に努めてこられた。この間、トラック運送事業の公共的使命をよく認識され、安全、迅速、確実を基本に地域社会の信頼を経て、専属運送契約の締結など重量物輸送を中心として事業を確立。加えて、平成2年には兵庫県トラック協会理事、平成25年に同協会の副会長に就任された。さらに、全日本トラック協会の委員または理事にご就任され、長年にわたり業界のために卓越した手腕を発揮し、その地位向上にご尽力された功績が総合的に評価され、今回の賞を受賞されたものと存じている。これからも運輸物流業界、さらには日本経済の発展にご尽力いただけるものと確信している」と功績を称えた。

三菱日立パワーシステムズ株式会社の執行役員高砂工場地域統括である中村克也氏と姫路広陵ライオンズクラブの会長である國廣基義氏の祝辞の後、花束贈呈が行われた。受賞謝辞で藤井氏は「日ごろのモットーは、継続は力なり、真面目にこつこつということで仕事にまい進してきた。78年の人生、谷あり山あり変化があり、苦しいことは忘れ、楽しいことにまい進しようと努めてきた。図らずも、11年前に黄綬褒章を頂き、昨年の旭日双光章で天皇陛下に2度も拝謁をさせていただき、私の人生にとってかけがえのない経験になった。これもひとえにお集まりの皆さまのご指導のおかげだと思っている。本日の私があるのは、みなさまがいて、会社のものがいて、家族がいて、私がいる。常にそのような信念で70数年生きてきた。残りの人生も後わずか。社会、業界、会社のために精一杯努めていきたい」と誠実な心配りに満ちたお礼の言葉を述べた。

河合宏昭氏の乾杯発声で開宴となり、藤原副会長による藤井氏との海外旅行の思い出や交友ぶりの披露があり、終始なごやかな歓談が続いた。最後に、藤井謙二・(株)メイカ社長の閉会の言葉で閉宴した。