自動車ニュース
特集「神戸相互タクシーの挑戦」 (1/2)
「優良乗務員育成計画」を柱に据え、
タクシー事業・車検事業の地域No1へ

神戸市交通圏タクシー特定地域協議会が先ごろ開かれ、特定地域延長を合意した。タクシー事業者の事業活性化への取り組みが一段と求められており、女性の活用を目指すダイバーシティ経営や、今ある人材のスキルアップを目指す取り組みも活発となっている。こうした中、本紙はこのほど神戸相互タクシー株式会社(平尾文一社長)を訪れ、平尾社長に最近の事業展開を聞いた。

―社内研修会を開かれたようですが。
「その前に当社では、平成26年に乗務員の制服を一新したのですが、4年を経過したので、本年11月度の冬期制服着用時に合わせて新制服の導入を行なうことになっております。このほど発表したところです。新制服の特色は、黒色・スリムタイプのズボンを取り入れ、スマート感のある上質なものとして、400着余りを発注したところです」

「研修会の件は、今年度から兵タ協主催の接客コンテストが一旦中断となることもあり、この新制服の導入を機に乗務員教育とは一線を画したワンランク上の接遇を目指す『優良乗務員育成計画』を立ち上げ、これを平成30年度の事業計画に組み入れ強力に進めていく事を決定しました」