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新会長に坂本栄二氏、三野会長・足立専務退任ー大タ協 (1/2)
大阪タクシー協会(三野文男会長)は6月21日、大阪市のホテル阪神で第38回定時総会を開催し、平成29年度事業報告、同財務諸表報告、公益目的支出計画実施報告を原案どおり承認した。

会長あいさつで三野氏は、ライドシェア・白タク関連、時間外労働の上限規制を中心とした働き方改革法案、改正タクシー特措法にもとづく特定地域についてなど、業界を取り巻く諸問題の現況について語った。元経理部長による横領事件については、「理事会での意見や調査報告書にもとづき再発防止措置をとってきた。賠償額については、理事の自主的な寄付と当該元職員の弁済額を含めて、6月の理事会において総額5,000万円(内訳:三野会長1,700万円、副会長4名各300万円、足立堅治専務700万円、井田常務300万円、足立博司常務100万円、監事3名各25万円、元経理部長弁済525万円、薬師寺最高顧問400万円)と承認された」と述べ、一定の決着がついたことを報告した。

任期満了にともない、新理事・監事を選任後、役員選定理事会を開き、坂本栄二氏(日本タクシー)と古知愛一郎氏(梅田交通)が次期会長候補に推薦された。投票の結果、坂本氏が新会長に選出された(坂本氏23票、古知氏16票、白票1、欠席2)。坂本新会長は、副会長に古知氏、齋藤憲司氏(南和タクシー)、照屋勝晴氏(ナショナルタクシー)の3名を指名した。専務理事には井田信雄氏、常務理事には足立博司氏が就任した。